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現代社会では、飲酒、食事、喫煙や大気汚染の影響などが人体への”負荷”となり、大量の酸素を必要とします。
ところが、文明の発達による運動不足の影響から体力が低下し、それにともない呼吸機能が低下しているともいわれます。
こうしてみると、私たちは常に酸素不足の状態である可能性が高いと考えられます。
では、酸素不足は人体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
もっとも大きな影響は、血液の流れに現れます。
コレステロールや活性酸素、ストレスなどによって汚れた血液は、身体のすみずみまで十分な酸素を運ぶことができず、その結果、酸素不足となった細胞はダメージを受け、血管を詰まらせて流れを悪くし、さまざまな症状や病気を引き起こすもとになります。
酸素を取り組みにくい環境であることが酸素不足の原因とわかれば、酸素を取り込みやすい環境をつくればよいのです。
体内では、酸素は血液中のヘモグロビンと結合して身体の各部に運ばれるのですが、このかたちでは酸素(結合型酵素)はヘモグロビンの量以上に運ばれることはありません。
それとは別に、酸素はごくわずかですが血液中に溶け込むことができます。
血液中に溶け込む酸素(溶解型酸素)が増えれば、酸素の摂取量は全体として増加し、溶解型酸素は分子量が小さいため毛細血管を通りすみずみ細胞まで行き渡り、酸素不足は解消されるというわけです。
「気体は気圧の高さに比例して液体に溶け込む(ヘンリーの法則)」という法則があります。
つまり、酸素という気体を”血液”という液体に溶け込ませるには、気圧の高い環境に入ればよいというわけです。
高気圧空気チャンバーでは、チャンバー内の気圧を通常の1.2〜1.3倍まで引き上げることができます。
血液中の酸素が増えると身体のすみずみまで酸素が行きわたるようになるので、新陳代謝を活性化し、結果として疲労やけがの回復、美肌やアンチ・エイジング(老化予防)の効果があるとされます。
また、有酸素運動と同様の状態になるので、ダイエット効果も期待されます。 | |
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